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　国土交通省は９月５日、２０１７年１級建築士試験の学科試験の合格者を発表した。実受験者２万６９２３人のうち合格者は４９４６人。合格率は前年から２・３ポイント上昇し、18・４％となった。合格基準点の総得点は87点（１２５点満点）。合格者は10月８日に行われる設計製図試験に挑む。
　学科試験は７月23日に全国54会場で行われた。総得点を87点獲得し、科目別が全て▽計画11点▽環境・設備11点▽法規16点▽構造16点▽施工13点―に達していることを合格基準点とした。
　合格者を職域別に見ると、建設業の38・６％が最多で、設計事務所の33・９％を上回った。職務内容別では、建築設計の42・５％、現場管理の21・４％、その他（行政、設備設計、積算、研究教育）の19％の順に合格者が多かった。男女比は、男性75・９％、女性24・１％。平均年齢は32・３歳だった。
　合格者には合格通知書を送付する。合格者の受験番号の一覧と合格基準は建築技術教育普及センターの本部・支部、都道府県建築士会の事務所、同センターホームページに掲載する。

提供：建通新聞社