環境省と国土交通省、農林水産省は、2016年度末時点での下水道などによる全国の汚水処理人口普及状況の調査結果を公表した。処理人口は1億1531万人で、総人口に対する割合である汚水処理人口普及率は90・4%となった。前年度末と比べ0・5ポイント増加し、初めて90%を超えた。
汚水処理施設の普及状況には、依然として大都市と中小市町村の間で大きな格差があることも確認された。特に人口5万人未満の市町村の汚水処理人口普及率は前年度に比べ0・8ポイント上昇したものの78・3%にとどまっている。
処理施設別の処理人口は下水道によるものが9982万人、農業集落排水施設などによるものが352万人、浄化槽によるものが1175万人、コミュニティ・プラントによるものが22万人となっている。
提供:建通新聞社