全国建設研修センターは8月16日、2017年度1級土木施工管理技術検定の学科試験合格者を発表した。受験者は3万4629人で、合格者は2万2930人(合格率66・2%)。近年、女性技術者の合格者数・比率はともに増加傾向にあるが、本年度の学科試験では12年振りに1000人を超える1136人の女性が合格。合格者比率は統計データが残っている2003年度以降最大の5・0%を記録した。
合格者の勤務先は「建設業」が84・6%と最も多く、これに「官公庁等」6・1%、「その他」5・7%、「建設コンサルタント」3・7%が続いた。
建設業の合格者を許可別に見てみると、「大臣許可土木」25・5%、「大臣許可その他」5・7%、「知事許可土木」45・2%、「知事許可その他」8・1%だった。
年齢別の割合は「25歳〜29歳」15・9%、「30歳〜34歳」17・4%、「35歳〜39歳」20・3%、「40歳〜44歳」21・2%、「45歳〜49歳」13・6%、「50歳〜54歳」6・5%、「55歳以上」5・1%。
学歴別の割合は「大学」35・7%、「短大・高専」12・0%、「高等学校」41・3%、「中学校」10・3%、「各種学校・その他」0・6%だった。
本年度の学科試験は、65問のうち37問以上正解(60%以上得点)を合格とした。実地試験は17年10月1日に実施する。
同センターは合格者の受験番号をホームページで公表するとともに、学科試験翌日の7月3日からホームページに掲載している試験問題と正答肢についても1年間にわたって公表する。
提供:建通新聞社