石井啓一国土交通相は7月10日、九州北部の豪雨災害を受けた対策本部で、被害の全容把握、インフラの早期復旧、被災者の生活再建・地域経済の復興などに全力を尽くすよう、出席した同省幹部に指示した。
6月30日からの梅雨前線に伴う大雨と台風第3号では、10日午前5時までに福岡県・大分県で21人の死亡が確認された。筑後川水系などで護岸損壊や堤防洗掘などインフラ被害も生じており、応急復旧が進んでいる。
石井国交相は対策本部で「省として総力を挙げて自治体を支援し、被害の調査、全容把握を早急に進める」と述べるとともに、インフラの復旧支援に「早期着手、再度災害防止に留意する」よう指示。関係省庁とも連携し、被災者の生活再建、地域経済の復興も支援することを求めた。
提供:建通新聞社