国土交通省が行った調査で、2016年度に建設業者が元請けとして受注したリフォーム・リニューアル工事の総額は、前年度比31・6%増の15兆7177億円となったことが分かった。受注高は2008年度の調査開始以降で最高の水準。下半期の受注高も前年同期比36・1%増の8兆1040億円と、過去最高を更新している。
この調査は、全国の建設業許可業者から5000者を抽出し、住宅・非住宅建築工事の受注件数や受注高を回答してもらい、リフォーム・リニューアル市場の全体規模を推計したもの。
16年度の受注件数は、59・1%増の978万4782件、受注高は31・6%増の15兆7177億円だった。このうち、住宅は受注件数が62・5%増の675万0114件、受注高が37・6%増の5兆5819億円。非住宅建築物は受注件数が52・1%増の303万4669件、受注高が28・5%増の10兆1358億円だった。
主な用途別の受注高では、一戸建て住宅が85・3%増の2兆9112億円、生産施設(工場、作業場)が83・2%増の1兆9050億円と大幅に増加。この他、共同住宅が5・6%増の2兆4413億円、事務所が42・5%増の1兆9520億円、医療施設が24・9%増の5381億円などとなっている。
提供:建通新聞社