建設業労働災害防止協会(建災防、錢高一善会長)は、i−Constructionをはじめとした建設事業へのICT(情報通信技術)の活用の推進に伴う新たな労働災害の発生が懸念されるとして、建設現場などでの危険有害因子の発見や作業負荷の軽減など、労災の防止に向けた検討を行うための委員会を6月22日に立ち上げる。
委員会では、ICTの活用による新たな危険への対応方法などを検討。また、建設現場の労働災害防止に資するICT活用事例を収集・整理し、活用方策も探る。
建災防は必要に応じて現地調査を行いながら、18年3月まで4回程度会合を持ち、調査・検討の結果を報告書にまとめる。
委員会のメンバーは次の通り(敬称略)。
▽建山和由(立命館大学理工学部)▽玉手聡(労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所研究推進・国際センター)▽塚本恵(建設荷役車両安全技術協会)▽平野良雄(労働安全コンサルタント)▽久保久典(浅沼組安全環境管理本部安全環境管理部)▽伊藤勝啓(清水建設安全環境本部)▽森川直洋(大林組建築本部本部長室)
提供:建通新聞社