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2017/05/11

道路デザイン指針改定案 舗装の景観に配慮

 国土交通省は5月10日、道路のデザインに関する検討委員会を開き、「道路のデザイン指針」と「景観に配慮した道路付属物等ガイドライン」の改定案を示した。道路のデザイン指針の改定案には舗装に関する項目を追加。カラー舗装に関する考え方なども明記した。
 道路デザイン指針は、道路管理者が道路事業の景観を検討する際に参考となるよう、2005年にまとめられたもので、計画、設計・施工、管理の各段階で景観配慮の考え方を示している。
 舗装のデザインに関する表記は、改定に伴って追加した。車道・歩道の舗装は自動車走行・歩行が快適であることを前提とするものの、地域の景観になじむ控え目なものとする必要があると記載した。
 特にカラー舗装については、目立たせることに留意するあまり、極端な色を採用する場合が多いとして、舗装面全体の景観的なバランスに留意する必要性を示した。
 景観に配慮した道路付属物等ガイドラインは、従来の防護柵のみを対象としたガイドラインに▽歩道橋▽照明▽標識柱▽遮音壁▽落下物防止柵―など、その他の道路付属物を網羅したものに見直す。
 いずれも、6月に開く次回会合での議論を踏まえ、改定案に対するパブリックコメントを実施。改定した指針などは、各道路管理者に事務連絡として発出する。

提供:建通新聞社