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2017/05/10

日本総合住生活 DIY賃貸でUR団地再生

 日本総合住生活(JS)は、旧公団分譲住宅稲毛海岸三丁目団地で「分譲団地空き家活用事業」に取り組む。団地内の空き家のうち5戸を買い上げ、入居者が自分でリフォームできる「DIY対応リノベーション賃貸住宅」に改修し、地域活動に参加することなどを条件に賃貸する。今後3年間で10戸程度を活用し、団地再生の一歩とする。
 初弾となる1戸目の入居希望者を5月上旬まで公募する。応募者のDIY計画の内容を審査して入居者を選定し、6月ごろ入居を開始する。
 物件は稲毛海岸三丁目団地内の住戸で、広さは約48平方b。JSが団地改修工事のノウハウやオリジナル商品、工法を生かして設備を一新し、内装はDIYが容易になるよう間仕切りを撤去したり壁に間柱を立てたりした。入居者が行ったリフォーム(DIY)は退去時に現状復旧しなくてよい。
 4月16日にはモデルルームをオープンした。子育て世代や若年層の入居を促進し、コミュニティー活動の担い手としての活動を期待する。
 団地の所在地は千葉市美浜区稲毛海岸3丁目。
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 UR住宅のDIY賃貸は、UR賃貸住宅で実施しているが、分譲住宅では初めて。JSがプラットホームとなり、団地の管理組合と地元のNPO法人と連携して推進する。空き家所有者と新規入居者の双方に活用や提案を働き掛ける。
 今後は、全国の団地での事業展開を目指す。

提供:建通新聞社