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2017/05/02

大手53社 常時従業者が3年連続増加

 国土交通省が行った2016年建設業活動実態調査(16年10月1日時点)で、大手建設業53社(総合建設業33社、設備工事業20社)の常時従業者数が1%増の16万6362人と、3年連続で増加したことが分かった。技術職は0・2%減とわずかに減少したものの、事務職が5・4%増と前年度を上回った。支社・支店・営業所の従業者数が4・2%増と目立って増加した。
 常時従業者数(子会社、関連会社除く)は、14年の同じ調査で8年ぶりに増加して以来、3年連続の増加となる。
 総合建設業は1・2%増の10万7736人で、技術職が0・3%増の7万7147人、事務職が5%増の2万6574人、技能職が3・3%減の3534人などの内訳。設備工事業は0・8%増の5万8626人で、技術職が1・1%減の3万5383人、事務職が6・2%増の1万2802人、技能職が0・2%減の9715人だった。
 国内売上高は4・1%増の14兆6263億円で5年連続の増加。事業別では、土木建築工事が2%増の11兆0756億円、設備工事業が11・6%増の3兆0146億円だった。建設工事以外の売り上げは、建設関連業が12・2%増の1300億円、不動産業や設備機器の製造・販売などが7・1%増の4062億円となっている。
 各社の設備投資額の合計は1235億円で、8・3%の増加。分野別にみると、資機材センターが263・4%増の60億円、社屋などの業務用土地・建物が40・7%増の186億円、情報システム関連設備が39%増の67億円といずれも大幅に伸びた。

提供:建通新聞社