全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　政府は４月４日、カジノを含むＩＲ（統合型リゾート）の整備を促進する「特定複合観光施設区域整備推進本部（ＩＲ推進本部）」の初会合を開いた。本部長を務める安倍晋三首相は「クリーンなカジノを含んだ魅力ある『日本型ＩＲ』をつくり上げたい」と今後の制度設計に意欲を示した。政府は、区域認定や入場規制などの詳細を盛り込んだ法案をまとめ、年内に国会に提出する考えだ。
　推進本部は、昨年12月に成立したＩＲ推進法で政府に設置することが求められたもの。本部長に安倍首相、副本部長に菅義偉官房長官と石井啓一ＩＲ担当相が就いた。
　議員立法のＩＲ推進法では、国が地方自治体の申請に基づいて認定する区域内で、カジノや国際会議場・展示場、ホテルなどを一体的に整備できるようにする。推進本部では▽ＩＲ区域の認定制度▽カジノ規制▽納付金・入場料▽ギャンブル依存症対策―などの詳細を盛り込んだ実施法案を検討する。
　６日には有識者を集めた「ＩＲ推進会議」の初会合も開く。有識者らの意見も踏まえ、夏までに法案の大枠を固め、年内に実施法案を国会に提出する方針だ。

提供：建通新聞社