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2017/02/02

第3次補正のゼロ国債 配分額を決定

 国土交通省は、2016年度第3次補正予算が成立したことを受け、施工時期の平準化を目的とするゼロ国債の配分額を決めた。配分額は事業費ベースで2977億5200万円で、積雪寒冷地域などに配慮した。直轄事業に2876億3800万円、補助事業に101億1400万円を配分した。
 第3次補正予算に盛り込まれたゼロ国債は、施工時期を平準化するため、17年度第1四半期(4〜6月)の施工量を確保するために設定した。16年度中に契約し、施工量が落ち込む4月以降に着工する。
 直轄事業の配分額は▽北海道開発局753億4000万円▽東北地方整備局256億4300万円▽関東地方整備局408億9500万円▽北陸地方整備局269億9100万円▽中部地方整備局284億1900万円▽近畿地方整備局307億1000万円▽中国地方整備局159億6300万円▽四国地方整備局90億7500万円▽九州地方整備局240億6300万円▽沖縄総合事務局18億8800万円―となった。
 この他、東京航空局に83億2600万円、大阪航空局に3億2500万円を配分している。
 主な配分箇所を見ると、羽田空港の誘導路改良などに46億8200万円を配分した他、冬季の施工が困難な北海道の石狩川下流の河川改修事業に92億4200万円、、釧路港(西港区)の岸壁整備に37億2200万円などを措置している。
 補助事業では、鹿児島県の17億6000万円が最大。三重県の15億4000万円、兵庫県の14億円が続いた。

提供:建通新聞社