厚生労働省は2016年賃金構造基本統計調査の結果から産業別の初任給を調べ、その結果を公表した。建設業は大卒・男性が21万3200円で、全産業の中で最も高かった。高卒・男性は17万0600円で情報通信業に次いで2番目に高かった。大卒・女性は20万2500円で、情報通信業、サービス業、学術研究・専門・技術サービス業に次いで4番目に高く、高卒女性は16万3200円で生活関連サービス業・娯楽業、学術研究・専門・技術サービス業に次いで3番目に高かった。
建設業の学歴別の対前年増減率は、大卒・男性が1・4%増、高卒・男性が1・3%増、大卒・女性が2・6%減、高卒・女性が4・3%増となった。
この調査での初任給は、基本給と諸手当から超過労働給与額と通勤手当を除いたもの。調査対象は、有効回答を得た4万9783民間事業所のうち、新規学卒者を採用し、初任給が確定した1万5308事業所の回答を集計した。
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建通新聞社