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2016/08/26

2次補正の公共事業費 政府全体は1・5兆 

 政府は、8月24日に閣議決定した2016年度第2次補正予算案に公共事業関係費として総額1兆5319億円(国費ベース)を盛り込んだ。地方自治体の負担分などを含めた事業費ベースの公共事業関係費は約2兆2000億円に上る見通しだ。補正予算案には、学校の耐震化や庁舎の新築・改修などに充てる「その他施設費」としても約8000億円も計上している。
 補正予算案の総額は4兆1143億円。経済対策の裏付けとするため、▽1億総活躍社会の実現の加速=7119億円▽21世紀型のインフラ整備=1兆4056億円▽英国のEU離脱に伴うリスク対応と中小・小規模事業者、地方の支援=4307億円▽熊本地震・東日本大震災の復興と安全・安心、防災対応の強化=1兆4056億円―などを計上している。
 公共事業関係費には1兆5319億円を計上。国土交通省の1兆0831億円、農林水産省の2863億円が大半を占める。その他施設費の約8000億円を含め、財源には建設国債2兆7500億円を充てる。
 16年度当初予算に計上された公共事業関係費5兆9737億円に補正予算額を追加した総額は、7兆5056億円となる。年度単位の公共事業関係費で見ると、09年度の約8兆8000億円に次ぐ数字となる。
 補正予算案は9月に開会する臨時国会の冒頭で審議され、10月中にも成立する見通し。国交省では、補正予算の執行について、地域の公共工事の品質確保や担い手の中長期的な確保・育成に配慮しつつ、円滑な施工の確保や予算の早期執行に万全を期すとしている。
提供/建通新聞社