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2016/06/24

日建連会員44社 営業利益2.2倍に

 日本建設業連合会(日建連)が行った法人会員決算状況調査で、3月決算の上場会社など44社の営業利益が前年度比2.2倍の総額7,710億円となったことが分かった。売上高営業利益率も3.3ポイント増の6.2%と大幅に上昇した。日建連では過去の不採算工事の消化や採算重視の受注戦略が実を結んだとみている。
 売上高は、企業の設備投資や大型の公共工事が増えたことで、4.2%増の12兆4,550億円と4年連続で増加。完成工事高も4.5%増の11兆9,330億円だった。調査対象44社のうち増収は32社、減収は12社だった。
 完成工事総利益は62.5%増の1兆2,440億円、完成工事総利益率は10.4%となり、3.7ポイント上昇した。44社中40社が8%以上の利益率だった。営業利益は、完成工事総利益の増加を背景に122.5%増の7,710億円。売上高営業利益率は3.3ポイント増の6.2%で、44社中37社が4%以上だった。
 自己資本も当期利益の内部留保により、6.8%増の4兆1,240億円に伸びた。有利子負債は3.5%減の1兆7,700億円と、5年連続で減少した。
 全法人会員の決算状況は7月中旬をめどに集計する。

提供:建通新聞社