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2016/05/16

NETIS 推奨・準推奨技術に11件 

 国土交通省は、公共工事における新技術活用システム(NETIS)の登録技術の中から、公共工事の技術水準を高め、生産性向上につながる技術として、推奨技術4件、準推奨技術7件を選んだ。直轄事業で対象技術を活用した企業には入札段階や工事成績で加点措置を与える。地方自治体など他機関の推薦を受けた評価促進技術では5件を選考した。
 有識者らでつくる新技術活用評価会議の審査を経て、推奨技術、準推奨技術、評価促進技術をそれぞれ選考した。これにより、2007年度からの累計で推奨技術は27件、準推奨技術は60件、評価促進技術は10件となった。
 推奨技術と準推奨技術については、技術提案に対象技術を盛り込んだ入札参加者を総合評価で加点したり、施工者希望型で対象技術を活用した施工者の工事成績を加点する。評価促進技術は、自治体や学術機関の推薦を受けた技術を選考。国の公共工事で活用・評価し、新技術活用評価会議での審査を経て推奨技術や準推奨技術への格上げを検討する。
 NETISではこのほか、15年度から行っている自治体など他機関との技術情報の共有で、対象機関に岩手県と日本材料学会を追加。推奨技術などに選ばれた技術を一覧で閲覧できる「推奨技術等専用サイト」を5月中旬、NETISの掲載期限を終了した技術を対象とする「掲載期限終了技術リスト」を6月中旬、それぞれNETISサイト上にアップする。
 推奨技術などに選ばれた新技術は次の通り(カッコ内は技術開発者)。
【推奨技術】
 ▽仮橋仮桟橋斜張式架設工法(横山基礎工事)▽竹割り型構造物掘削工法(アイサワ工業、クボタ工建)▽ノンステージング鋼管矢板圧入工法(技研製作所)▽SAVE−SP工法(不動テトラ)
【準推奨技術】
 ▽フォームライトW(ウレタン土木技術研究会)▽万能土質改良機による建設発生土再利用システム(オクノコトー)▽自動圧力発生装置付平板載荷試験システム(土木管理総合試験所)▽ジオファイバー工法(日特建設、熊谷組)▽キャスポル(淺沼組、マルイ、国交省近畿技術事務所)▽回転式破砕混合技術による建設発生土リサイクル技術(日本国土開発)▽ジオロックウォール(プロテックエンジニアリング、前田工繊、日本道路公団関西支社)
【評価促進技術】
 ▽NSエコスパイラル(新日鉄住金エンジニアリング、ジェイアール総研エンジニアリング)▽斜面崩壊検地センサー「感太郎」(中央開発、土木研究所)▽RASコラム工法(ライト工業)▽HS工法(村松土木)▽フレキシブル側溝(イズコン、トウブ)
提供/建通新聞社