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中央ニュース

2016/02/12

人材協が全国担当者会議

 建設産業人材確保・育成推進協議会は10日、全国担当者会議を東京都内で開き、建設産業における担い手の確保・育成について実務担当者で意見を交わした。建設労働者緊急育成支援事業の地方拠点に指定された高知県建設業協会、施工管理技術検定を受験する高校生に対する講習会を開催している長野県建設業協会などの代表者が、担い手の確保・育成についての説明した。
 冒頭で、国土交通省土地・建設産業局の長副知宏建設市場整備課労働資材対策室長は「高齢者が大量に退職する時期が迫る中、建設業団体や経営者が行動を起こす時期にある」とあいさつ。協議会の事務局である建設業振興基金は、建設産業担い手確保・育成コンソーシアムや厚生労働省から受託している建設労働者緊急育成支援事業への協力を各団体に求めた。
 担い手の確保・育成についての事例発表を行ったのは群馬県建設業協会、長野県建設業協会、高知県建設業協会、長崎県建設業協会の4団体と、国交省関東地方整備局。長野県建設業協会は、高校生に入職を促す目的で、2級施工管理技術検定の受験準備講習会を開催。旅費が自己負担になるため、試験会場への送迎も行っている。
 建設労働者緊急育成支援事業の地方拠点である高知県建設業協会は、協会キャラクター「まもるくん」をシンボルとして活用した訓練生の募集状況などを報告。長崎県建設業協会は、建設産業担い手確保・育成コンソーシアムの「地域連携ネットワーク支援事業」として進めている新規入職者の教育訓練の概要を説明した。

提供:建通新聞社