国土交通省は、ICT技術の全面的な活用による建設現場の生産性向上を図るため、学識経験者や関係団体を交えた「ICT導入協議会」を設置し、5日に初会合を開く。関係者が共通認識を深め、ICT技術を測量・設計・施工・検査の各工程に円滑に導入する。
協議会の議長は、立命館大学の建山和由教授が務め、元請け、建設機械、測量などの関係団体、国土技術政策総合研究所や土木研究所など国交省所管の研究機関が参加する。
i―Constructionでは、直轄事業の土工を対象に、測量から検査までの全プロセスに3次元データを導入するとしている。3次元の施工図面データを基に自動制御を可能にしたICT建機の活用も拡大する。協議会では、産学官の関係者でICT導入に関する課題を共有し、導入に向けた今後の具体的な方策を議論する。
協議会に参加する建設業団体は次の通り。
▽日本建設業連合会▽全国建設業協会▽日本機械土工協会▽日本道路建設業協会▽日本建設機械施工協会▽日本測量機器工業会▽日本建設機械レンタル協会▽建設コンサルタンツ協会▽全国測量設計業協会連合会▽日本測量調査技術協会
提供:建通新聞社