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2016/02/03

テーマは豪雨災害 6・24に第11回TRF

 建設トップランナー倶楽部(代表幹事・米田雅子慶應義塾大学特任教授)は2日、東京都内で幹事会総会を開き、2016年度の事業計画を決めた。11回目を迎える建設トップランナーフォーラムは「激化する豪雨と戦う地域建設業」をメーンテーマに掲げ、6月24日にイイノホール(東京・千代田区)で開催することになった。
 豪雨災害に焦点を当てることになったのは、地球規模の気候変動によって記録的な豪雨が発生するなど、災害外力が高まっていることを受けたもの。建設行政や農林水産行政と連携し、地域建設業は自然災害にどのように対応すべきかを事例などを踏まえて議論することになった。
 16年度事業としてはこの他、5月20〜21日に愛知県豊田市で視察研修会を予定。中部森林開発研究会・下山バークパークやトヨタテストコースの整備現場などを視察することを決めた。
 総会が終了した後は研修会を開いた。気象庁予報部予報課の弟子丸卓也課長が「激化する豪雨のメカニズム」と題し、台風が引き起こす集中豪雨の仕組みや特徴などを解説。また、国土交通省水管理・国土保全局防災課の平井秀輝課長が「防災行政の現状と課題」について講演し、ITを活用した災害対応など同省の取り組みを説明した。
 第11回建設トップランナーフォーラムの発表予定テーマは次の通り。
■第1部・豪雨による河川洪水との闘い
 ▽平成27年9月関東・東北豪雨による鬼怒川洪水▽平成26年8・17高山豪雨(中山間地における河川氾濫)
■第2部・山地崩壊への新たな取り組み
 ▽シラス台地と深層崩壊への地域建設業の闘い▽奇跡の茶畑▽立山砂防からネパール砂防へ海外展開
■第3部(講演)・激化する豪雨災害のメカニズム(仮)
■第4部(パネルディスカッション)・激化する豪雨と戦う地域建設業

提供:建通新聞社