北海道・東日本・西日本建設業保証3社が行った建設業景況調査(2015年度第3回)によると、地元建設業界の10〜12月の景況判断指数(BSI値)は前期比1ポイント減のマイナス13となり、8期連続で前期を下回った。全ての地区で悪化傾向が続いており、北海道(マイナス24・5)のマイナス幅が最も大きい。
受注総額のBSI値は前期と同じマイナス14。民間工事、官公庁工事とも同じ値で減少傾向は変わっていない。
資材価格は上昇傾向がやや弱まっている。BSI値は前期比2・5ポイント減の11。資材調達についてはBSI値が2となり、容易傾向に転じた。
労務では、建設労働者の確保で困難な状況が続いているが、BSI値マイナス16は前期比1・5ポイントの改善。建設労働者の賃金は、1・5ポイント減の12・5と上昇傾向がやや弱まった。
この他、直面している経営上の問題点については、「受注の減少」「人手不足」「競争激化」が上位を占めている。
保証3社の建設業景況調査は、景況判断指数で建設業者の景況感を数値化して示したもの。今回の調査には2407社が回答した(有効回答率88・8%)。
提供:建通新聞社