国土交通省は、建設現場のトイレの環境改善について意見を交わす「建設現場どこでもトイレプロジェクトフォーラム」を12月1日に東京都内で開く。元請け企業などの参加を募り、直轄工事で現場環境改善型トイレの導入を試行する国交省の取り組みに理解を求める。参加費は無料で、国土技術研究センター(JICE、谷口博昭理事長)が25日まで参加申し込みを受け付ける。
建設現場どこでもトイレプロジェクトは、現場のトイレを仮設から移動式(リース)へと転換することで質の高いトイレを普及、現場の環境改善を図る取り組み。国交省は、直轄工事の現場に質の高いトイレを実費精算で設置する現場環境改善型トイレの導入を9月から試行している。
フォーラムは、このプロジェクトの一環として開かれるもので、現場のトイレを設置する元請け企業にプロジェクトへの理解を求める狙いがある。国交省大臣官房技術調査課の桝谷有吾事業評価・保全企画官、日本建設業連合会けんせつ小町委員会技術者活躍推進専門部会長の土山淳子氏、大成建設の畠中千野氏のほか、日本トイレ大賞を受賞したコマツの島本伸之氏と積水ハウスの徳川正氏がパネラーとなり、パネルディスカッションを行う。日本トイレ研究所の加藤篤代表理事がコーディネーターを務める。
会場は、東京都港区のJICE7階。問い合わせは、JICE技術・調達政策グループ 電話03(4519)5005
提供:建通新聞社