全国鉄筋工事業協会(全鉄筋)の内山聖会長は5日の50周年記念祝賀会で「全鉄筋は専門工事業の先頭を走っている」との自負を示しつつ、「専門工事会社と社員、親方、職人を全部守る」と決意表明した。また、太田昭宏前国土交通相が唱えた新3K(給料がいい、休暇がある、希望が持てる)を引用しながら、「全員が標準見積書を提出し、ゼネコンに社会保険料を払ってもらえるよう努力しなければならない」と一層の自助努力の必要性を強調。その上で「鉄筋は結束が命。1名たりとも落伍者を出さずに明るい未来を太田前国交相に見せたい」と述べ、関係者に一層の協力を求めた。
さらに、2020年東京五輪の施設整備に触れて「建設業界は『オールジャパン』で『いい仕事』で『工期内』に納めよう。それがいまの建設業界の汚名を晴らす唯一の方法だ」と訴えた。
塩崎恭久厚生労働相や太田前国交相らの祝辞に続いて鏡開きを行い、建設産業専門団体連合会(建専連)の才賀清二郎会長の発声で祝杯を挙げた。
提供:建通新聞社