建設業振興基金は、外国人建設就労者受入事業の特定監理団体として初めて、東京都台東区の塚田工業が外国人建設就労者2人を受け入れると発表した。塚田工業で技能実習を行っていた中国人2人が15日に再入国し、2018年9月まで左官作業に従事する。
振興基金は2月26日に国土交通省から特定監理団体として認定され、技能実習制度で外国人を受け入れた実績のある企業を対象に外国人建設就労者の受け入れ希望を募っていた。
マンションの内装工事などを手掛ける塚田工業は、特定監理団体の振興基金と共同で適正監理計画を国交省に申請し、6月末に認定を受けた。今回、再入国する2人に加え、15年度中に技能実習経験者数名を中国から受け入れる予定だ。
振興基金では、監理団体として技能実習生を受け入れた企業に対し、四半期ごとに外国人建設就労者の受け入れ希望を募っている。現在、数社が型枠工、溶接工、鉄筋工などの受け入れを希望し、適正監理計画の申請を検討している。
提供:建通新聞社