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2015/09/09

6年ぶりに6割台回復 6月土曜閉所率 

 日本建設産業職員労働組合協議会(日建協、田中宏幸議長)は、6月13日に実施した「2015年6月統一土曜閉所運動」の結果をまとめた。運動日当日の閉所(完全閉所)と、ほかの日に替えての閉所(読み替え閉所)を合わせた閉所率は61・1%(前年同月比8・5ポイント増)となった。閉所率が6割を超えたのは6年ぶり。
 6月統一土曜閉所運動は2002年11月にスタートし、今回で26回目の実施。総作業所数4998作業所の閉所率は完全43・6%(前年同月比7・3%ポイント増)、読み替え17・5%(同1・2ポイント増)だった。
 工事別に見ると、土木は完全・読み替え閉所率64・8%と前年同月を4・4ポイント上回った。完全閉所率は6・2ポイント増、読み替え閉所率は1・8ポイント減となっている。建築は完全・読み替え閉所率が11・9ポイント増の57・8%。完全閉所率は前年同月比8・2ポイント増、読み替え閉所率は3・7ポイント増となった。
 日建協によると、労使協働で土曜閉所に取り組む加盟組合が増加しているほか、経営者自らが積極的に土曜閉所に取り組むことで結果を出している企業、経営幹部が閉所率の数値目標を設定している企業などがあるという。
 一方で、全体の4割に当たる作業所で閉所できていないことについては、「工程が厳しく土曜閉所が組み込めないこと」や「技術者、技能労働者不足」などを要因として挙げている。

提供:建通新聞社