自民党の成田空港国際空港推進議員連盟(二階俊博会長)は3日、成田空港の第3滑走路新設に向けて取り組むことを求める決議を太田昭宏国土交通相に申し入れた。国交省は、第3滑走路新設に向け、国・県・空港会社・地元市町による4者協議を設置する方針を打ち出しており、議連は、この4者協で滑走路新設に向けた結論を早急に出すよう求めた。
議連の決議では、訪日外国人旅行者数が飛躍的な伸びをみせる中で、増加する首都圏の国際空港需要に的確に対応するためには、首都圏空港の抜本的な容量拡大が不可欠と指摘。その上で、関係機関が一体となった4者協議会で、成田空港の機能強化の実現に取り組むことを国交省に要請した。
議連の二階会長は太田国交相との会談後、「日本の玄関の役割を担う成田空港の機能強化は喫緊の課題。滑走路新設に向けては、一般的に10年程度かかる工期を短縮する努力も必要だ」との認識を語った。
提供:建通新聞社