日本建設業経営協会(日建経、原眞一会長)は15日の会員技術フォーラムで、生産性の向上や工期短縮などに関して会員企業の技術者が発表した30事例の中から、6事例を会長賞、4事例を審査委員特別賞の対象に選んで表彰した。審査委員長を務めた徳倉建設の三ツ井達也執行役員は、発表事例を選考した際の「点数の優劣」が会長賞、「発表の上手さ」が審査委員特別賞のそれぞれ決め手になったことを明かしつつ、いずれの事例も「内容がよかった」と評した。
表彰対象事例は次の通り(敬称略)。
【会長賞】ケーソン据付における計測方法について―阿知良巧・山田敏久・富岡良光(みらい建設工業)▽基礎躯体と山留間の余剰コンクリート抑制―栢野慎太郎(南海辰村建設)▽免震装置柱脚部のPCa化―瀬戸雅晴・金子英二・早見隆司(共立建設)▽作業構台を本設盛土に変更してコスト縮減と工期短縮―水澤克彦(守谷商会)▽推進機停止に伴う対処および回収方法について―税所拡・北折裕之・林亨(徳倉建設)▽津波対策工事に伴う窓閉塞工法の改善―工藤貴博・草薙喜和・平良亘(共立建設)
【審査委員特別賞】浚渫土砂固化体実証実験における固化体の品質について―前潟孝行・松永秀彰・熊井崇(みらい建設工業)▽地下工事軽減のための受水槽変更提案―堀田悟・藤本泰三(南海辰村建設)▽道路下空洞補修工事に関する工夫―安田知之(徳倉建設)▽強風でも屋根に影響しない太陽光発電基礎の改善―原田淨(馬淵建設)
提供:建通新聞社