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中央ニュース

2015/07/07

高校キャラバン ノウハウをマニュアル化

 建設業団体や国土交通省などでつくる「建設産業戦略的広報推進協議会」(事務局・建設業振興基金)が6日に開かれ、小・中・高校生に建設産業の魅力をアピールする「高校等キャラバン」を9月〜12月に行うことを決めた。2014年度、工業高校を対象に行ったキャラバンを小中学校や普通高校に拡大して開催する。昨年度から始めたキャラバンで得られた成果をマニュアル化し、全国の建設業団体に展開する必要性も確認した。
 高校等キャラバンは、9〜12月の4カ月間で小学校1校、中学校1校、普通高校1校、工業高校2校の合計5校で開催する。14年度は、建設系学科がある工業高校4校に大手ゼネコンの技術者、専門工事業の技能者らが建設業の実態や仕事のやりがいなどについて、工業高校生に訴えた。
 15年度は、建設業の認知度が工業高校生よりも一般的に低い、普通高校、小学校、中学校でキャラバンを開く。さいたま市教育委員会が取り組んでいる小中学生のキャリア教育に、新たなコンテンツとして提供する。体育館などに各職種の建設現場を体験できるブースを設けることなどを企画している。
 6日の会合ではこのほか、今月29日・30日に各中央省庁が開く「子ども霞ヶ関デー」の国交省の出展内容について国交省が報告。昨年度と同様に、全国建設業協会・東京建設業協会の協力で重機試乗体験を開くほか、日本アンカー協会、日本造園組合連合会、日本左官業組合連合会、東京都左官組合連合会が参加実演型イベントを開く予定。

提供:建通新聞社