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中央ニュース

2015/07/06

建設業の景況感 3か月連続で悪化

 帝国データバンクがまとめた6月の景気動向調査によると、建設業の景気動向指数(0〜100で示し、50が良い・悪いの分かれ目)は、前月比0・9ポイント減の47・7で3カ月連続で悪化した。職人不足が続く中、建設資材の高止まりや人件費の上昇などで厳しい収益状況となっている。
 産業全体の平均指数は0・6ポイント減の44・7と、2カ月ぶりに悪化に転じた。10業界のうち建設を含む8業界が悪化している状況で、同社は「国内景気は、国内で懸念材料が増しており、停滞感が強まっている」とみている。
 建設業者の景況感の判断理由では「アベノミクスの景気刺激策が一段落した影響と思われる」(土木工事)、「都市部は大型案件があるが、地方は大型案件が減少している」(電気配線工事)などの声が聞かれた。その一方で、被災地では「災害復興住宅の需要があり、景況感は良い」(木造建築工事)といった意見が挙がっている。

提供:建通新聞社