全国街路事業促進協議会は15日、第27回全国街路事業コンクールの表彰事業9件を決定した。国土交通大臣賞は、東京都の「東京都市計画道路幹線街路環状第6号線整備事業」が受賞。全区間の交差点に右折レーン、全線に停車スペースを設けることで、車線数を増やさずに交通渋滞の解消を実現したことなどが評価された。
全国街路事業コンクールは、都市部で進められる街路整備の整備基準と技術水準の向上を目的に1989年から実施されている。今回は、全国の都道府県などから推薦された25件の中から、入賞事業9件を選んだ。15日に開かれた協議会の通常総会で表彰式も開いた。
表彰事業と事業主体は次の通り。
【国土交通大臣賞】
▽東京都市計画道路幹線街路環状第6号線整備事業(東京都)
【全国街路事業促進協議会会長賞】
▽都市計画道路温泉中央南線街路事業(石川県)▽都市計画道路東合川野伏間線街路事業(福岡県、同県久留米市)
【優秀賞】
▽JR中央本線(三鷹駅〜立川駅間)他連続立体交差事業(東京都)▽国際通りシンボルロード整備事業(沖縄県)
【特別賞】
▽旭川圏都市計画道路3・3・14号昭和通整備事業(北海道旭川市)▽遠州鉄道鉄道線連続立体交差事業(浜松市)▽都市計画道路津之郷奈良津線山手橋架替事業(広島県福山市)▽広島南道路・太田川放水路渡河部(広島市)
提供:建通新聞社