トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2015/04/21

国交省 下水道革新的技術を選定 ※5技術を選定 下水道「B−DASHプロジェクト

 国土交通省は20日、下水道革新的技術実証事業(B―DASHプロジェクト)の実施技術として、「複数の下水処理場からバイオガスを効率的に集約・活用する技術」など五つを選定した。
 B―DASHプロジェクトは、新技術の研究開発や実用化の加速を通じて、下水道事業のコスト縮減や再生可能エネルギー創出の実現を目指す取り組み。国内企業による水ビジネスの海外展開を支援することも目的の一つとしている。
 今回は、▽複数の下水処理場からバイオガスを効率的に集約・活用する技術▽バイオガスからCO2を分離・回収・活用する技術▽都市域における局所的集中豪雨に対する降雨・浸水予測技術▽設備劣化診断技術―について、事業提案を募集。学識経験者で構成する「下水道革新的技術実証事業評価委員会」が審査し、5技術を選定した。
 選定された技術は次の通り(@実証事業実施者A実証フィールド)。
 ▽複数の下水処理場からバイオガスを効率的に集約・活用する技術―@JNCエンジニアリング・吸着技術工業・九電工・シンコー・山鹿都市ガス・熊本県立大学・山鹿市・大津町・益城町共同研究体A大津町浄化センター、益城町浄化センター、山鹿浄水センター
 ▽バイオガス中のCO2分離・回収と微細藻類培養への利用技術実証事業―@東芝・ユーグレナ・日環特殊・日水コン・日本下水道事業団・佐賀市共同研究体A佐賀市下水浄化センター
 ▽都市域における局所的集中豪雨に対する雨水管理技術実証事業―@メタウォーター・新日本コンサルタント・古野電気・江守商事・日水コン・神戸大学・福井市・富山市共同研究体A福井市、富山市
 ▽ICTを活用した下水道施設の劣化状況把握・診断技術の実証―@ウォーターエージェンシー・日本電気・旭化成エンジニアリング・日本下水道事業団・守谷市・日高市共同研究体A守谷浄化センター、日高市浄化センター
 ▽ICTを活用する劣化診断技術および設備点検技術実証事業―@水ing・仙台市共同研究体A仙台市広瀬川浄化センター、郡山ポンプ場、霞目ポンプ場、国見第一ポンプ場

提供:建通新聞社