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2015/04/12

建築技術教育普及C インテリアプランナー制度変更 

 建築技術教育普及センターは、インテリアプランナー資格制度を2016年度実施分から変更することになった。受験者数の増加を目的に、学科試験と設計製図試験の分離、受験者の年齢制限撤廃、登録に必要な実務経験年数の短縮などを講じる。学科試験の合格者は登録を受けることで、「アソシエイト・インテリアプランナー(准インテリアプランナー)」の資格を得ることができる。
 同資格制度は、インテリア設計などの知識・技能の水準を審査、証明するもの。1987年度に創設され、2000年度までは国土交通大臣の認定事業として実施されていた。翌01年度からはセンター独自の資格制度となっている。
 受験者数は初年度(1987年度)の2087人が最多。更新講習の申込者数は1995年の8006人がピークだった。ただ、2014年度の状況を見ると、受験者数が464人、更新講習申込者数が1743人にまで減少している。
 このため、センターでは資格制度を変更することで、受験者数の増加を図ることにした。
 変更内容のうち、試験の開催時期は、11月下旬としているものを6月中旬(学科試験)と11月下旬(設計製図試験)に分離して行う。
 受験資格では20歳以上とする年齢制限を撤廃。ただ、設計製図試験は、5年以内の学科試験合格者であることが必要となる。
 登録に必要な実務経験年数は、「所定の条件により、0年または2年〜6年」を「所定の条件により、0年または2年」に改める。
 このほか、受験手数料を引き下げる。学科試験は9000円、設計製図試験は1万5000円となる(現行は学科、設計製図とも2万1000円。合わせて受験する場合は2万5000円)。新規・更新の登録手数料も引き下げることになる。

提供:建通新聞社