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中央ニュース

2015/03/24

人材協、コンソと連携、若年者を確保・育成 

 建設産業人材確保・育成推進協議会(委員長、古阪秀三・京都大学工学部准教授)は、2015年度の事業計画を決めた。国土交通省「建設産業活性化会議」の中間取りまとめを踏まえ、建設業の魅力を若年者、保護者、学校(教員)などへ伝える活動を建設産業担い手確保・育成コンソーシアムなどとも連携して推進し、建設産業の将来を担う優秀な人材を確保・育成していく。
 企画分科会は「建設業界ガイドブック2015」を夏ごろ発行する。建設業界が総合工事業だけでなく、工程ごとに専門的な技能を提供する専門工事業に支えられた業界であることを、分かりやすく伝える。
 「私たちの主張」は、新たに全国建設産業団体連合会(建産連)や建設産業専門団体連合会(建専連)を通じて募集。技術者だけでなく、技能者からも広く参加を募る。
 「高校生の作文コンクール」は、人材協と都道府県建設業協会の連名による作品募集を行うとともに、各学校5人に限定していた応募については、各学年5人まで応募を認めるようにする。
 広報分科会は、人材協が運営する「建設現場へGO!」「18歳のハローワーク」「建設産業で働く女性がカッコイイ」を若年者に知ってもらうためポスターを作成する。電子ライブラリーも構築。建設産業団体や教育機関などからのニーズに応え、若年者入職促進活動に使える著作権フリーの素材を提供する。
 また人材協の協賛団体やそれぞれの会員団体計約150団体が実施する人材確保・育成の取り組みをWEB上の「建設産業担い手確保・育成事例集」に蓄積し、地域連携コンソーシアムなどと情報の水平展開を図る。

提供:建通新聞社