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2015/03/17

リニア本線トンネル初弾工の施工者選定へ

 JR東海はリニア中央新幹線(品川〜名古屋間約285`)の整備で、本線トンネルの初弾工事となる「中央新幹線南アルプストンネル新設(山梨工区)」の施工者選定手続きに入った。技術提案と価格を総合的に評価し、1位となった参加者と価格協議を実施して契約を結ぶ「公募競争見積方式」を採用。土木一式の単体(経審総合評定値1900点以上)または2〜3社JV(代表者1600点以上、代表者以外1400点以上)から6月10日まで申請書などを受け付ける。8月12日に見積書を提出してもらう。
 山梨工区(山梨県早川町)は、山梨、静岡、長野の3県を通過する南アルプストンネル(約25`)のうちの約7・7`。2014年11月の事業説明会で示した資料によると、トンネル内径は約13bで、非常口を3カ所設ける。
 最大土被り1000b以上の区間を含め、主に四万十層群の地層をNATMで掘削して本線トンネルを構築。その他の先進坑や非常口なども整備する。25年10月31日までに完了させる。
 参加要件として、NATMによる▽土被り400b以上(単体、JV代表者)▽内空断面積50平方b以上かつ延長1000b以上(単体、JV代表者)▽内空断面積50平方b以上(JV代表者以外)―のトンネル掘削工事の施工実績を求めている。

提供:建通新聞社