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中央ニュース

2015/02/12

14年の受注総額1・7%増

 2014年(1月〜12月)の1年間に全国の建設会社における受注総額が、前年比1・7%増の76兆4876億円となったことが、国土交通省の建設工事受注動態統計調査報告で分かった。公共工事は政府全体で目標を定めて進めた早期執行や東京外郭環状道路の本体工事など大型受注の影響で8・6%増加。民間工事は1・8%減で、消費増税による駆け込み需要の反動減の影響は受注の面でみると小幅だった。
 受注総額を工事種類別にみると、土木工事は5・5%増の15兆6979億円、建築工事は0・8%減の31兆5888億円、機械装置等工事は3・7%増の5兆0344億円だった。業種別では、総合工事業が0・5%減の39兆6936億円、職別工事業が11・1%増の2兆5780億円、設備工事業が7・3%増の10兆0495億円だった。
 公共機関からの受注(1件500万円以上)は、国・政府関連企業などの「国の機関」が10・8%増の6兆0065億円、都道府県・市町村などの「地方の機関」が9・2%増の10兆5192億円となった。
 1件5億円以上の大型建築・建築設備工事の受注総額は8・9%減の7兆1133億円。発注者別では、製造業が20・2%増の1兆1632億円、運輸業・郵便業が24・6%増の5420億円と大幅に伸びたのに対し、不動産業が5・4%減の2兆3965億円、サービス業が29・3%減の1兆8736億円と減らした。
 民間の土木工事・機械装置等工事(1件500万円以上)の受注は、5%増の5兆2454億円だった。

提供:建通新聞社