文部科学省は、公立学校施設の2013年度木材利用状況調査の結果をまとめた。新築された学校1242棟のうち、936棟(75・4%)の建物で木材を使用。このうち、工事を実施した面積の過半を木造面積が占める木造施設は、前年度から0・5ポイント増えて254棟(20・5%)となった。非木造の988棟のうち、682棟(54・9%)が床・壁・天井など内装の木質化を行ったことも分かった。
小・中学校は13年度に新築した965棟のうち、745棟(77・2%)で木材を使用していた。小・中学校の木造施設は前年度より0・6ポイント増の170棟(17・6%)。非木造795棟のうち、内装を木質化した施設は前年度より1ポイント増えて575棟(59・6%)となった。
一方、13年度に新築または木材を使って改修した施設に使用された木材の量は8万5959立方bで、うち国産材が5万5378立方b(64・4%)を占めた。木造施設の木材使用量が2万7583立方b、うち国産材の量は2万3091立方b(83・7%)。内装材に木材を使用した非木造施設の木材使用量は5万8376立方bで、うち国産材の量は3万2286立方b(55・3%)だった。
提供:建通新聞社