全国建設業協会(全建、近藤晴貞会長)は4日、傘下の都道府県協会会員企業における女性職員の在職・採用状況調査の結果を明らかにした。それによると、女性職員の在職割合は全体の12・4%で、うち約8割が事務職、約2割が技術・技能者だった。また、最近1年間に採用した女性職員は全体の14・3%で、こちらも約8割が事務職、残りの約2割が技術・技能者となっていた。
12月中の策定を目指す「建設業における女性の活躍の場の拡大へのロードマップ」の基礎資料とするため、9〜10月で47都道府県建協の会員企業1万9530社に9月1日現在の状況を尋ねた。38建協の7081社(回収率36・3%)から回答が寄せられた。
具体的に見ると、在職者(全体約26万3000人)のうち女性は12・4%(約3万2700人)で、職種別内訳は技術者(全体約15万3900人)が3・5%(約5400人)、技能者(全体約3万9200人)が2・4%(約900人)、事務職(全体6万3200人)が41・5%(約2万6200人)。在職女性職員の職種構成比率は事務職が80・3%、技術者が16・7%、技能者が2・9%、その他が0・1%だった。
一方、最近1年間の採用(全体約1万8200人)に占める女性職員の割合は14・3%(約2600人)で、職種別内訳は事務職81・5%(約2100人)、技術者15・3%(約400人)、技能者3・2%(約80人)。回答を寄せた企業(7081社中6558社)の57・6%(約3800社)が最近1年間に女性職員を採用していた。
提供:建通新聞社