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2014/06/11

全中建が創立50周年記念式典を開催

 全国中小建設業協会(全中建)は9日に東京都内で創立50周年記念式典を開き、「健全な中小建設業者の育成」と「社会的地位の向上」に取り組んできた半世紀の活動の成果を確認し、50周年を祝った。あいさつに立った松井守夫会長は、東日本大震災の復旧・復興や2020年東京五輪、設計労務単価の引き上げなどに触れながら「さまざまな施策が実現している今こそ改革に取り組む時だ」と述べ、協会活動の一層の積極展開に意欲を示した。 
 来賓として出席した国土交通省の吉田光市建設流通政策審議官は「建設業界全体にとって、ことしは大きな節目の年。最大の問題である担い手の育成の環境整備に業界が一丸となって取り組まなければならない」とした上で、「建設産業全体の魅力向上のために引き続き尽力をお願いしたい」と呼び掛けた。
 式典では小野金彌最高顧問と岡本弘名誉会長に感謝状を贈呈。また、建設業振興功労で30人、特別功労で神奈川県中小建設業協会の布施正夫氏をそれぞれ表彰し、功績をたたえた。松井会長も吉田建流審から国土交通大臣感謝状を受け取った。
 この他、東京都市大学の湧井史郎教授が「環境革命の時代に対応する建設産業の方向」と題して記念講演した。

提供:建通新聞社