国土交通省は26日、インフラの点検・診断技術情報を登録する「NETIS維持管理支援サイト」を開設した。新技術情報提供システム(NETIS)に登録されている技術を対象に14日まで技術情報を募集し、3月下旬をめどにサイトに掲載する。インフラの維持管理を担う発注者・設計者・施工者らに技術情報を提供し、登録された点検・診断技術の現場活用を支援する。
応募対象は、既にNETISに登録されている技術のうち、定期点検などで構造物の状況(ひび割れ、腐食、変形など)を把握する技術、モニタリング技術、診断調査結果を解析・管理・収集する技術など。
現時点でNETISに登録されていない技術は、NETISに登録した上で、同サイトへの登録を申請することを認める。
希望者は、NETISに設ける入力システムで、対象技術の▽活用場面・効果▽活用実績(件数、工事件名など)▽対象分野(トンネル内附属物、橋梁、舗装)―などを入力する。
NETIS維持管理支援サイトは、社会資本の老朽化対策の強化に合わせ、点検・診断技術のより一層の活用を図るために開設した。2013年度に同省が公募した「コンクリートのひび割れについての遠方から検出が可能な技術」の対象技術も登録の対象となる。
提供:建通新聞社