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2013/12/16

来年度予算編成の基本方針 公共事業「効果的・効率的に推進」 担い手確保にも配慮

 政府は12日、2014年度当初予算編成の基本方針を閣議決定した。基本方針案の段階で「財政健全化と両立した社会資本整備を実現する」としていた公共事業関連の記述を「効果的・効率的に推進していく」と修正。また、社会資本整備の担い手確保・育成、入札契約制度改革、発注体制の強化などの記述が追加された。
 予算編成の基本方針は、政府の経済財政諮問会議が12日に答申をまとめ、同日付で閣議決定された。これまでの会合では、民間議員から、PPP・PFIの拡大などで公共事業費の総額を抑制するべきとの意見が挙がり、財政健全化と両立を図る方向性が示されていたが、与党との調整を踏まえて最終的に「効率的・効果的」との表現にとどめた。
 また「国民生活の将来を見据えて、既存施設の機能が効果的に発揮されるよう計画的な整備を推進していく必要がある」と、インフラの老朽化対策や長寿命化を意識した文言も追加された。
 さらに、社会資本整備を担う建設業の人材不足についてて「人材の確保・育成・活用を図るとともに、入札契約制度の改革、発注体制の強化などを図る」との記述を新たに追加した。
 14年度当初予算案の編成作業は現在大詰めを迎えており、24日にも政府案を閣議決定する見通し。

提供:建通新聞社