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2013/05/17

標準見積書活用へ団体説明会 国交省の社会保険未加入対策

 国土交通省は16日、専門工事業団体を集め、標準見積書の活用に向けた説明会を開いた。この説明会は、社会保険未加入対策の一環で行う法定福利費の内訳を明示した標準見積書の一斉提出に向け、標準見積書を修正する際の課題を関係者間で共有するために開催。国交省はこの中で、6月20日までに修正した標準見積書を提出するよう各団体に依頼した。
 土地・建設産業局の千葉信義建設市場整備課労働資材対策室長は「標準見積書を活用してもらうには、提出する下請け企業も、それを受け取る元請け企業も適切に説明できる内容にしなくてはならない」と標準見積書を修正する意義を説明した。
 法定福利費を内訳として明示した標準見積書については、既に大半の専門工事業団体が作成済みだが、国交省では元請け企業がより受け入れやすくなるよう、内容をブラッシュアップする必要があると判断。各団体に標準見積書の見直しを依頼する通知を10日付で送付した。
 16日の説明会では、標準見積書を見直す際のポイントを整理したチェックシートを各団体に配布。このチェックシートに沿って作業を進め、6月20日までに見直し後の標準見積書を提出することを求めた。団体内部での精査や国交省との個別相談などの作業を経て、9月の一斉提出までに作業を終えるスケジュールも説明した。

提供:建通新聞社