総務省が行っている労働力調査で、2012年度の建設業の就業者数が平均で7万人増加し、505万人となったことが明らかになった。建設業の就業者数は12年(12年1〜12月)平均でも1万人増加していたが、年度として増加するのは1997年度以来となる。
建設業の就業者数は、10年度の平均で502万人が11年度には4万人減の498万人となるなど減少傾向を続けていたが、12年度は1997年以来の増加に反転。2年ぶりに500万人台を回復した。
既に12年の就業者数は平均で1万人増加していたが、東日本大震災の復興需要などに伴う就業者数の増加傾向が年度の平均にも表れた格好だ。
全産業の12年度の就業者数は平均で5万人減の6275万人。完全失業率は0・2ポイント低下し4・3%となっている。
提供:建通新聞社