国土交通省は24日、社会資本整備審議会道路分科会事業評価部会に、直轄事業9区間、会社施行事業1区間を2013年度の新規事業化候補箇所とすることが適当との評価結果を報告した。いずれも2013年度予算案に事業費を盛り込んでおり、予算成立を待って実施計画を決定する。
直轄道路では、高規格幹線道路や地域高規格道路、幹線道路ネットワークの機能強化などを対象に、費用便益分析(B/C)などによる評価を実施している。東日本大震災後は道路ネットワークの災害時の役割を踏まえ、B/Cだけでなく防災面の効果なども加えて事業の必要性と有効性を評価している。
新規事業化候補箇所は次の通り(@延長A全体事業費BB/C)。
▽一般国道115号(東北中央自動車道)相馬福島道路(霊山〜福島)(福島県)―@12・2`A520億円B1・4
▽一般国道7号(日本海沿岸東北自動車道)遊佐象潟道路(秋田県・山形県)―@17・9`A520億円B2・3
▽一般国道7号(日本海沿岸東北自動車道)朝日温海道路(山形県・新潟県)―@40・8`A1900億円B1・4
▽一般国道103号奥入瀬(青橅山)バイパス(青森県)―@5・2`A230億円B1・1
▽一般国道42号新宮紀宝道路(三重県・和歌山県)―@2・4`A210億円B1・2
▽一般国道168号五條新宮道路(風屋川津・宇久原工区) (奈良県)―@6・7`A240億円B1・7
▽一般国道57号滝室坂道路(熊本県)―@6・3`A230億円B1・5
▽一般国道41号名濃バイパス(愛知県)―@7`A95億円B3
▽一般国道24号寺田拡幅(京都府)―@2・1`A140億円B1・4
▽一般国道42号湯浅御坊道路4車線化(和歌山県)―@19・4`A710億円B1・1
提供:建通新聞社