トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2013/04/16

単月で過去最高の実績 下請債権保全支援 国交省

 国土交通省は、下請けなどの連鎖倒産防止を目的とする「下請債権保全支援事業」の3月の運用実績をまとめた。3月単月の保証総額が74億2400万円(保証債権数1242件)と過去最高を記録したことに加え、制度開始から累計の保証債権数が3万件を突破した。
 この事業は下請けの建設会社や資材会社の連鎖倒産防止が狙い。下請けなどが元請けに対して持つ売掛債権をファクタリング(債権買取)会社が支払保証する際、国が保証料の一部を助成するとともに、元請けが倒産した場合でも下請代金などの債権を保全する仕組み。
 これまでの累計の保証債権数は3万1038件に上り、保証総額は1658億1992億円となった。11年6月からは東日本大震災の被災企業を支援するため、債権買い取りも始めており、累計の買取債権数は1055件、金額は43億1241万円となっている。

提供:建通新聞社