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2013/04/03

地域介護・福祉空間整備交付金 介護療養型転換などに40億 厚労省

 厚生労働省は「地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金(ハード交付金)」の2013年度交付対象事業と助成単価(配分基礎単価)を決めた。13年度は、既存の介護療養型医療施設などを老人保健施設やケアハウスなどに転換する介護療養型医療施設等転換整備事業など7事業に交付する。同省は8月ごろをめどに交付額を内示、9月ごろをめどに交付決定する見通し。13年度予算(案)にはハード交付金に40億円を充当している。
 厚労省は、都道府県を通じてそれぞれの管内市町村に対し、交付申請前に策定することを促していた「先進的事業等整備計画」と「介護療養型医療施設等転換整備計画」を参考に交付決定する。
 交付対象は▽都市型軽費老人ホーム整備▽施設内保育施設整備▽緊急ショートステイ整備▽市町村提案▽小規模な養護老人ホーム整備▽地域支え合いセンター整備▽介護療養型医療施設等転換整備―の7事業。
 このうち、施設内保育施設整備事業は、介護関連施設内に保育施設を整備。小規模な養護老人ホーム整備事業は、要介護度は低いものの、所得が低く居宅での生活が困難な高齢者が住み慣れた地域で生活が続けられるようにする。また、市町村が「先進的事業等整備計画」に盛り込んでいる事業の中から、全国的に先進的な事例となる事業についても交付金を交付する。
 13年度の助成単価(配分基礎単価)は次の通り。
 ▽都市型軽費老人ホーム整備事業(1床当たり150万円)▽施設内保育施設整備事業(1施設当たり1千万円)▽緊急ショートステイ整備事業(1床当たり100万円)▽市町村提案事業(1施設当たり3000万円)▽小規模な養護老人ホーム整備事業(1床当たり200万円)▽地域支え合いセンター整備事業(創設―1施設当たり3000万円、改修―1施設当たり650万円)▽介護療養型医療施設等転換整備事業(創設―1床当たり170万円、改築―1床当たり210万円、改修―1床当たり85万円)
 

提供:建通新聞社