国土交通省は、建設機械の燃費基準値を定め、4月1日からこの基準を達成した建機に対する認定制度を開始すると発表した。油圧ショベル、ブルドーザ、ホイールローダを対象に、基準値の達成率に応じて2段階で認定ラベルを交付する。認定を受ける建機の購入費に対する低利融資、直轄工事の総合評価方式での加点措置など、認定を受けた建機を活用する建設業者に対するインセンティブの付与も検討中だ。
認定制度の対象とする建機は▽標準バケット容量0・25立方b以上1・7立方b未満の油圧ショベル▽エンジン定格出力40`h以上230`h未満のホイールローダ▽定格出力19`h以上300`h未満のブルドーザ―とする。対象機種の燃費をメーカーがJCMAS試験で測定し、国交省に認定申請する。
燃費基準値は、販売中のオフロード法排出ガス2006年基準に適合した油圧ショベル、ブルドーザ、ホイールローダのトップランナー値を採用。燃費基準達成率が100%以上で三つ星、85%以上で二つ星で認定し、それぞれの認定ラベルを交付する。
提供:建通新聞社