復興庁と環境省は、2013年度の除染技術実証事業の公募を始めた。除染作業の効率化、除染除去物の減容化、一時保管・中間貯蔵などに関する技術を対象に5月24日まで応募を受け付ける。10件程度を選定し、事業費を1件当たり2000万円まで支援する。
今後の除染作業に活用できる除染技術を発掘し、実証実験で放射性物質の低減効果、経済性・安全性などを確認する。採択された事業者は詳細な調査計画を策定し、有識者委員会の審査を経た上で7月から実証試験を行う。11月中に実証試験の結果をまとめる。
応募対象は▽除染作業効率化技術▽土壌等除染除去物減容化技術▽放射性物質に汚染された廃棄物の処理技術▽排水の回収・処理関連技術▽除去物の運搬や一時保管・中間貯蔵等関連技術▽除染支援等関連技術―などとする。6月中に対象技術を選定する予定だ。
提供:建通新聞社