経済産業省は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)で認定を受けた設備容量が10月末時点で約256万`hに達したと発表した。認定を受けた全ての設備が2012年度末までに稼働しないとしているが、認定設備で見ると同省が予測した12年度末の導入量を4カ月で突破した格好だ。
10月は新たに約59万1000`hの非住宅の太陽光発電が認定を受け、制度施行後、単月として最大の容量となった。累計の設備容量は162万7000`hとなり、非住宅の年度末の導入予測と比べると既に約3倍の設備が認定を受けたことになる。
住宅用の太陽光発電は14万2000`hが新たに認定を受け、累計の設備容量を58万6000`hとした。非住宅と合わせると、太陽光発電が認定設備全体の8割超を占めることになる。
太陽光以外では、新たに4万4000`hの風力発電が認定され、累計を33万6000`hとした。中小水力、バイオマス、地熱のいずれも10月に新たに認定を受けた設備はなかった。
提供:建通新聞社