建設トップランナー倶楽部(和田章代表幹事、米田雅子代表幹事)の幹事会が1日、東京都内で開かれ、2012年度の事業・収支決算案を承認したほか、来年2月に開催予定の幹事会総会、7月に開催予定の建設トップランナーフォーラムなど13年度の事業計画を決めた。13年度の収支予算案では、5社の加盟が認められ会費収入が増加することが報告された=写真。
和田代表幹事(日本建築学会会長)、米田代表幹事(慶應義塾大学特任教授)のあいさつの後、来年7月に開催される建設トップランナーフォーラムを共催する日本青年会議所建設部会の次期メンバーが紹介された。田井慶一郎2013年度部会長は、災害ネットワークの構築、魅力ある建設業の在り方、歴史的観点からみる建設業の使命の3点を軸に運営していく方針を示し、建設トップランナーフォーラムを共に盛り上げていく意欲を表した。
この後、来年7月に開催する建設トップランナーフォーラムのテーマや企画内容について話し合い、災害時のネットワークを構築していくことの重要性から、地域建設業の「インフラの町医者」としての役割を広く発信していけるような方向で検討していくことを決めた。
幹事会終了後の研修会では、川口建設(和歌山県)の川口明久社長が森林資源を生かしたバイオマス事業、中村建設(静岡県)の平田昌宏環境事業部長が流動化処理事業の事例を発表。アドバイザーとして参加した青山俊樹元国土交通事務次官、谷口博昭芝浦工業大学教授(元国土交通事務次官)が、地域の実情を知る地元建設企業の存在意義、社会資本の日常管理の必要性などの観点から、各社の取り組みに期待した。
当日の幹事会で承認された13年度の主な事業計画は、2月8日開催の幹事会総会、5月〜6月にかけて行われる視察研修会、7月1日開催の建設新施策事業研究会、7月2日開催の建設トップランナーフォーラム、11月開催の幹事会など。
提供:建通新聞社