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2012/08/17

技術士試験見直しへ改正省令案

 文部科学省は、2013年度の技術士試験見直しに向け、関係する改正省令案をまとめた。4科目で構成する第一次試験のうち、技術士補に必要な基礎知識を問う「共通科目」を廃止するほか、第2次試験の筆記試験を記述式から択一式に変更する。
 技術試験の見直しに向け、同省は受験手続きなどに関する改正省令案の意見募集を9月9日まで行っている。改正省令を13年4月1日に施行するため、13年度から試験内容を見直す。
 主な改正点としては、第一次試験の共通科目(数学、物理学、化学、生物学、地学のうち2科目を選択)を廃止し、基礎科目に統合する。統合後の基礎科目の出題分野は、現行の5分野を基本に共通科目の出題内容に配慮して出題。現行の基礎科目より受験者負担が増えないよう、試験難易度の安定化にも配慮する。
 基礎科目の見直しを踏まえ、第一次試験の免除対象にJABEE認定修士課程を追加する。
 第二次試験については、筆記試験の必須科目を記述式から択一式に変更するほか、選択科目に課題解決能力に関する2問程度の記述式試験を新設する。技術的体験論文は廃止し、受験申込時に提出する業務経歴票に技術的体験をより詳細に記載させるようにする。

提供:建通新聞社