東日本建設業保証が2012年7月に取り扱った前払金保証の件数・請負金額は1万4789件・7168億円で、前年同月に比べ件数で10・4%増、請負金額で39・8%増となった。工事場所別の東北、請負金額規模別の大規模(5億円以上)で、それぞれ前年同月の2倍を超える実績となっている。
東北での請負金額は前年同月比136・7%増の2367億円。宮城の県(590億円増)、福島の市町村(193億円増)、国土交通省東北地方整備局(171億円増)などでの実績が押し上げた。
また、請負金額規模別のうち大規模の請負金額は107・2%増の2002億円で、伸び率は5000万円未満を集めた小規模の10・3%増(1867億円)、5000万〜5億円を範囲とする中規模の33・7%増(3299億円)を大きく上回っている。
発注者別では都道府県の請負金額が81・5%増の2282億円。前出の宮城とともに、東京(148億円増)などでも増加している。
7月までの累計実績は4万3547件(前年同期比10・5%増)・2兆6242億円(23・3%増)。うち12年度の新規契約は3万6980件(11・4%増)・1兆5092億円(29・2%増)、災害復旧関連は4383件(39・4%増)・4084億円(258・8%増)だった。
提供:建通新聞社