国土交通省は、6月の建設労働需給調査結果をまとめた。それによると、調査対象8職種の過不足率は0・5%の不足となった。特に鉄筋工(建築)は4・3ポイントの不足で、前月に比べると0・8ポイント不足傾向が強まった。
全国の職種別過不足率を見ると、最も不足傾向を示したのは、鉄筋工(建築)の4・3%で、鉄筋工(土木)1・3%、とび工0・8%などが続いた。一方、型枠工(建築)は0・4%の過剰だった。
地域別では、関東が2・4%、北海道が1・8%、東北が1・1%の不足だったのに対し、九州は1・2%、近畿は0・6%、中国は0・1%の過剰となった。
翌々月(8月の)の労働者確保の見通しを尋ねたところ、「困難」と「やや困難」の合計が15%と前年同月比で5・2ポイント増えた。一方、「やや容易」と「容易」の合計は16・7%と2ポイント減となった。
提供・建通新聞社